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手塚治虫のブッダ展

仏像と漫画、トーハクでまさかの共演!



いささかタイトルが大袈裟ですww

会場は本館特別5室。

普段は、ガンダーラ仏が沢山展示されている場所が今回の特別展の会場です。

規模からも大きなイベントではなくもうすぐ上映される映画のプレイベントですね。


ブッダの誕生から、苦悩に生きる青年期、悟りを求めて、家族や地位を捨て修行・苦行に身を投げる成年期、ついに悟りを得て、残りの人生を説法と伝道に捧げる壮年期、そして涅槃と、漫画の原画とともにブッダの一生を展示。

手塚治虫先生のブッダは1972年から1983年まで10年に渡り少年誌に連載された大作。
僕が生まれる前から描かれていたんですね。

原画の吹出しの部分が写植の紙が貼りつけられ、その下に鉛筆でセリフが残っています。
筆入れされ、ところどころが修正液で直され、先生自身が命を削って作品を残されたのです。

高校のころ、オヤジから「これあげるから読んでみろ」といきなり渡されたブッダ。
キン肉マン以来、まともに漫画は読まなかった自分ですが、あまりの迫力に全巻一気に読んだ記憶があります。

その後、大学に行くにあたって引っ越しでBOOK OFFで1冊10円で売ってしまったブッダ。

数年前に、ふとタダ同然で売ってしまったことを後悔していると、ある朝、マンションのゴミ捨場で見つけたブッダ全巻

会場には、脇から合掌しながらニョニョニョと生まれる様がファニーな麻耶夫人と天人像、深大寺の宇宙人的な釈迦倚像、苦行をやめて山からゲソゲソになって出てきた姿の出山釈迦如来立像(奈良博所蔵)、木彫としては珍しい岡寺の涅槃像など、興味深い釈迦仏が来ています。

:侍女の驚きようが◎

:SMAPの草薙君かと思った

お約束のグッズコーナーで、クリアファイルをゲットしときました。


それにしても、手塚治虫先生のブッダは世界で2000万部も読まれてるんですね。

また読みたくなりました。



評価:
手塚 治虫
潮出版社
¥ 6,108
(2002-11)

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| 仏を知る | 01:13 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
特別展運慶@金沢文庫
沢文庫80年を記念した特別展運慶を仏彫教室の師匠、お弟子さん達と見てきました。

先生、やっぱ運慶ですよね!なにはともあれ、運慶に会いにいかないと」

お忙しい中、半ば無理やり時間を工面いただき、メンバー、金沢文庫駅に集結。

twitterを覗くと仏友@k_atsさんから「今日は最高に混んでる!」との情報・・。


まずは、腹ごなし。

駅前「地球食堂」でアジフライ定食と生ビール!


長く待たされ、ようやく出てきたアジフライ定食は、サクサクかつフワフワにて、うまし。

生ビールで半分出来上がってしまって、今回の目的を失いかける。。


駅からは10分足らずで金沢文庫へ到着。

我々より少し前に到着していた紺野師匠はいつもの袴スタイル。

「この会場にその姿は、運慶コスプレですよ」

笑いながらも一気に気合が入る。


:スマイルが素敵な紺野師匠

会場1Fは常設展で、北条氏の話と、称名寺本尊弥勒菩薩像の模刻と十一面観音、朱印がボンボン押された珍しい仏画などが展示してある。
この時点で、会場の広さに対して人の数が圧倒的に多いことが悩ましい。

さて、運慶作品のメイン展示会場は2Fです。

階段を登り切ると、正面に奈良円成寺の大日如来坐像がおとなしく座っている。
あー忍辱山から遥々やってきたんだねーと久しぶりの再開に浸る状況でもなく、ガラス前には人が3重にも4重にも重なり合っている。

今回お目見えする仏像は、

国宝 大日如来坐像 安元二年(1176) 奈良・円成寺所蔵
重文 厨子入大日如来坐像 鎌倉時代初期 栃木・光得寺所蔵
重文 大日如来坐像 鎌倉時代初期 東京・真如苑所蔵
重文 帝釈天立像 正治三年(1201)頃 愛知・滝山寺所蔵
重文 毘沙門天立像 文治五年(1189) 神奈川・浄楽寺所蔵
重文 不動明王立像 文治五年(1189) 神奈川・浄楽寺所蔵
重文 大威徳明王坐像 建保四年(1216) 神奈川・光明院所蔵(神奈川県立金沢文庫保管)


3体の運慶大日如来が揃うのは初のこと。
滝山寺の帝釈天とここの大威徳明王坐像は、初見である。

ガラス前に近づくためには、列に並び、正面に到達するまで辛抱する必要がある。
大日像は、奈良で見るより精気がない。
御霊抜きされちゃって仮死状態(?)なんだね。

師匠から、全体のバランスや、耳の角度、顔の面の取り方、木組みの方法などお話を聞く。
仏師として仏像の見方、捉え方は面白い。そしてそれを学ぶハシクレにとって勉強になる。

帝釈天は、東寺の有名なイケメンと表情が似ています。
金色の肌と極彩色の衣装。裏側に回れば立ち姿も流麗で美しいです。

大威徳明王坐像は、破損が激しく、頭部・胸部・右上を残すのみで、像高はわずが21cm。
しかし、ウルウルの玉眼、激しい表情は生き生きとして、スケールを感じさせない存在感があります。


会場を出て、称名寺を散歩する。

仁王門には4mサイズの巨大な阿吽像。
赤い太鼓橋の架かる浄土式庭園をもつ伽藍は、早春の優しい光につつまれ、清々しく気持ちがいい。

休日の大人の遠足でした。

:仁王門 これだけの大物は珍しい




:教室でお手本として準備中のミニ薬師。薬壺も付属。


神奈川県立金沢文庫80年 特別展 
運慶−中世密教と鎌倉幕府−
平成23年1月21日(金)〜3月6日(日)


評価:
横内 裕人,佐々木 あすか,瀬谷 貴之,岩田 茂樹,藤岡 穣,山口 隆介
平凡社
¥ 2,625
(2010-11-15)

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| 仏を知る | 23:00 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
東大寺大仏〜天平の至宝〜/東京国立博物館@上野

阿修羅展でフィギュアを買い損ねたことが今となってもトラウマで、もう二度と同じ過ちは犯すまいと、今回は事前に「東大寺公式フィギュア付き前売券」をイープラスで入手しております。

さて、今年は、光明皇后が亡くなって1250年だそうです。
理由付けはともかく、「東大寺」にまつわる歴史、寺宝の紹介が中心の展示です。

そもそもこの東大寺は、聖武天皇と光明皇后が、幼くして亡くなった皇子の菩提を弔うために造営された寺であった金鐘寺」(金鍾寺とも)が天平13年(741年)に国分寺建立の詔を受け、「金光明寺」と改名され、さらに大仏の鋳造が始まった天平19年(747年)頃から「東大寺」と呼ばれるようになったらしいです。


会場、第一室には、創建瓦や出土品が並びます。

瓦の裏、一枚、一枚に担当した職人たちの署名が彫られ、この大仏造営という国家プロジェクトにかけるプライドを感じます。当時の東大寺伽藍全様を再現した巨大ジオラマには、今よりもさらに巨大だった金堂を中心に、100メートルクラスの高さを誇る七重塔を東西に備えています。

さて第二室入り口には、”金光明四天王護国之寺”と書かれた巨大な勅額がどーんと飾られている。


再現ジオラマにもあった「西大門」に当時飾られていたもの。
サイズは縦286.4cm、横289.7cm。

額の周囲には上部に天(梵天と帝釈天?)、四天王、仁王、計8体の見事な彫刻が囲む。
この彫刻のうち、天、四天王の6体は快慶による後補のようです。

ここを抜けると、メインホールへ。

「国宝薬師寺展」と同じ構成で、中に入ると一段高くなっており、テラス方式で見下ろす。

ホール中央には、国宝八角灯篭。高さは4.5メートルを超える。中に人が住めるのではないかというくらいデカイ。灯篭の向って右に良弁僧、左に僧形八幡神が坐する。

ホール中央に向う順路には、マイフェイバリット仏2体です!
「どすこい」の伝弥勒仏坐像と「オイッス」の誕生釈迦仏立像。

2体とも普段は、奈良国立博物館のガラスケースにひっそり佇んでいますが、このイベントでは人気者。

伝弥勒仏坐像は「試みの大仏」と呼ばれ、大仏造営の雛形とされたと伝わりますが、造詣そのものがチャレンジングです。

猫背で横顔は魚。伏せた左手(降魔印?)はダラリと下がり、自分の膝よりも下に伸びてため、台座がなければ座れない。
このまま15メートルまで展開したら、トンデモ大仏になってしまうこと請け合いのユニークさ。
小さいながらも奈良の大仏に負けない味わいがあります。施無畏印を結ぶ右手袖の深い彫りにも注目です。

:どすこい〜

そして誕生釈迦仏立像は、今回のアイドル的仏。
50cmほどの銅造鍍金仏は、誕生仏としては最大級。

なんとも微笑ましいお顔とチャーミングなむっちりボディ。こりゃ欲しいと思うのは僕だけでないようで、今回このイベントのために世界のKAIYODO(海洋堂)さんが作ってくれちゃいました!

:キュートくん。国宝。

KAIYODO謹製釈迦フィギュア(単品定価3500円)

で、灯篭の優雅な音声菩薩のレリーフを眺め、僧形八幡神と対峙する。
快慶作の生々しい姿。保存状態が良いためか、唇、衣装の色彩が鮮やかに残っています。
肌はヌメッとして、マツケンそっくり。耳たぶのぷっくり加減と、小指の立てっぷりが異常。

第三室は、うわさのVR(バーチャルリアリティ)シアター。
四方8メートルほどの巨大スクリーンと、天井いっぱいに映像が映し出されます。

今回の主題にもなっている東大寺大仏。

さすがに大仏を東京まで運んでくることはできないことは承知のため、今回のVR展示には期待したのですが、ただのCGでした。時間によっては、そのCGを操作して、バーチャル見仏ツアーを体験できるようですが、立体映像などド肝を抜くような映像体験がしたかったです・・・。




気を取り直し、奥へ。天平の至宝をテーマにしたこの部屋には、多数の貴重な寺宝が並びます。

堂々たる巨体で人気の高い、二月堂本尊・不空絹索観音・・・・

その光背です。





光背!?










そうです!











どや!!



あれ?(→写真:読売ニュース


あーもちろん、それはそれで大変貴重な価値があることはわかりますし、間近にみる意匠のすばらしさには圧倒されますが、やはり本尊が来てくれないと。

せめて数十億円の価値を持つ宝冠だけでも。


第四室、国宝重源上人坐像は治承四年東大寺炎上後の復興事業にあたった偉いお坊さん。
よぼよぼのやせ細った風貌ながら眼光鋭い。

:左が灯篭の音声菩薩、右が重源上人


お見送りは、東大寺から北に位置する思惟山(!)五劫院の五劫思惟阿弥陀仏。

最後は和んで、会場を後にします。

・・・やや消化不良気味の展示でした。

次回は、

法華堂”メンバー全員”を呼んで来るくらいの企画

を期待します。

:リアルスケールの仏手

:早速公園デビュー。お天気イイー。


■リンク




■お知らせ

神奈川県立金沢文庫80年 特別展 

運慶


平成23年1月21日(金)〜3月6日(日)
円成寺から多宝塔を抜け出してアイツがやってくる!
こいつはアツく、そしてホットなイベントです!


国宝 大日如来坐像 運慶作    安元二年(1176)   奈良・円成寺所蔵
重文 毘沙門天立像 運慶作    文治五年(1189)   神奈川・浄楽寺所蔵
重文 不動明王立像 運慶作    文治五年(1189)   神奈川・浄楽寺所蔵
重文 帝釈天立像 伝運慶・湛慶作 正治三年(1201)頃  愛知・滝山寺所蔵
重文 厨子入大日如来坐像     鎌倉時代初期    栃木・光得寺所蔵
重文 大威徳明王坐像 運慶作   建保四年(1216)   神奈川・光明院所蔵


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| 仏を知る | 22:11 | comments(4) | trackbacks(1) | pookmark |
高野山カフェで仏像講義
先週土曜、東京八重洲の新丸ビルで9/1〜9/12の間、開催されている「高野山カフェ in 丸の内ハウス」に行ってきました。



実は、この「高野山カフェ」ってものが得体のしれない存在だったのですが、どうやら南海電鉄という鉄道会社のキャンペーンであり、この電車のディズティネーションが高野山であり、そのPRも含めた共同イベントのようです。

で、このイベントを知ったきっかけはマイミクさせていただいている田中ひろみさんからのお誘いでした。

エレベータで7階にあがるとそこは、フロア全体がいくつかのカフェで構成され、広々とした今どき空間で、「高野山」とは全くイメージが一致しない。受付はどこかとフロアを回ると来夢来人というクラシカルなバーが会場になっている。




会場は女性陣で占拠されています。
席には南海高野線の駅になぞらえ、僕が座ったのは上古沢とあります。



丁寧に造られた資料(本講座のテキスト)を読んでいると田中ひろみさん登場。

仏像誕生のストーリーから始まり、釈迦の一生、仏像の種類、特徴、印、持物とクイズを織り交ぜながら、とてもわかりやすく、おもしろい解説をいただきます。



仏像の金○の話。

「みなさん仏像の金○って見たことありますか〜?私、レプリカを持って来ました〜。」

え?

女性のみなさん興味津々。僕も見たことがない。

奈良新薬師寺のおたま地蔵。
鎌倉期に仏像によりリアリティを持たせようと生きた人間のような表現を追求した仏像です。

で、このおたま地蔵のオタマを何かのイベントで販売したことがあり、何でもそのデッドストックを手に入れたのだとか。蓮の蕾を模したオタマ。しかもゴールド。

そして高野山には慶派のすばらしい仏が残る。

なかでも八大童子と深沙大将のすばらしさを大いに力説。
深沙大将をイケメンと表現するあたり、どうやらマッチョ系がお好きなようです。

会場には高野山のユルキャラ「こうやくん」も駆けつけ、楽しいひとときでした。



■ニュース〜〜!!!!!!!!!

これは本当にやばいイベントです!!

来年夏、開催。

予告:「空海と密教美術」展

東京国立博物館 2011年7月20日〜9月25日




特別協力:仁和寺、醍醐寺、金剛峯寺、教王護国寺、善通寺、神護寺
協力:真言宗各派総大本山会

「会場では仏像の曼荼羅を体感いただけます。」と来た!!

上野で立体曼荼羅に遭遇できるのか!?

会期も3ヶ月の大イベント。
もしそうだとしたら、これは歴史に残る国家的プロジェクトです(汗)
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| 仏を知る | 01:51 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
ブッダからの贈り物
日曜の朝、寝ぼけ眼、寝巻きのままゴミ捨て。

週末は掃除大会です。

燃えるゴミ、雑誌ゴミ、大きなカタマリは、マンション地下1階にある集積場へ。

ふぁー眠い眠いとけだるい頭がパッと覚めました。

なんとそこには手塚治虫のブッダが捨ててある!




なんてありがたい。


で、いただいてきました。

ゴミ捨て場のものを拾うことは、確か軽犯罪とかなんとか聞いたことあるけど、これは、ブッダから小生への贈り物なのである。

だれがなんと言おうと間違いない!

ほんとほしかった豪華本の潮ビジュアル文庫シリーズ!!

ホワイトデーだし(?)

サンキュー!ブッダ!

今年のGWにじっくり堪能しよう。

※Amazonで調べてみたら、どうやらこのシリーズは12巻で完結みたいです。僕が今日受け取ったのは8巻まで。ブッダさん、どうせならコンプリートでくださいよwww



ブッダ全12巻漫画文庫
ブッダ全12巻漫画文庫
手塚 治虫
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| 仏を知る | 23:05 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
国宝阿修羅展公式フィギュアを愛でる
大人気の阿修羅展でも、特に話題の海洋堂謹製阿修羅フィギュア

初日午前中で初回入荷分2,000個が売切れてしまう人気で、
4月14日には東京分15,OOO個完売
定価2,980円がヤフオクでは現在2万円の値が付く狂乱ぶりです。

なんかもういいやモードでいましたが、会社の後輩ちゃんのお父さんがGETされたと聞き、「1日だけでいいから」、「持って帰らないから」、「見るだけだから」とシツコクお願いして会社に持ってきてもらいました。

ということで、これが阿修羅フィギュアです。


:ウレタンに丁寧に収まっています。


:合掌する両腕付け根に接合部が目立ちますが、動くギミックがあるわけではありません。


:仏像は下から見るといい。ウルウルの瞳と華奢な腕がたまりません。

:後ろ姿。2つの面の接合部もしっかり再現。12分の1のスケールモデル。(約12cm)着色もいいです。


:パッケージ注意書。6歳以上とありますが、これは大人のアイテムです。

さあ、ここからが勝負のお顔。その完成度は・・



:正面。いい顔してるね〜。
目線がちょっと上目使いなのは塗りの問題?


:向って左面。唇をグッと噛み締め「怒り」の表情。


:向って右面。「忍」の表情。


:実物はこんな表情

世界の海洋堂をもってしても、興福寺阿修羅像独特の個性、孤高の世界、その表情を忠実に再現するのは至難の業。ちょっとアニメっぽい表情にも感じますがホントよく出来ています。


:洲浜座の裏にはKAIYODOエンブレム。運慶もこんな時代を予想だにしなかっただろう。

結論:やっぱり買っておけばよかった・・・

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| 仏を知る | 23:03 | comments(7) | trackbacks(1) | pookmark |
三好和義「極楽園」に寄る/銀座和光
11時に新橋にて打ち合わせを済ませ、
先輩には「用事がありますから」と言って、
覗いてきました「三好和義仏像写真展 ―極楽園―」



三好さんといえば世界のリゾート写真を撮っている「楽園写真家」として有名でいらっしゃいますが、ついに極楽まで来てしまったのでしょうか。

以前買った日経おとなのOFF(2007年6月号)で仏像特集があり、巻頭に室生寺を撮ったすばらしい仏写真が載っていました。そのうち十二神将の亥神の横顔を捉えた1枚、これは衝撃的な写真です。

逆光の自然光に亥神の眼が爛々と輝き、力強く口を結び、鼻息が聞こえてきそうな生命感溢れる写真です。

これ↓



会場は、大きなパネルいっぱいにメジャー仏がプリントされ、宙釣りなって会場を埋め尽くしています。パネルはあっちこっちを向いていますが、表裏それぞれに仏が写っていて、観客はその間歩く形になり面白い展示方法でした。

豪華なB4サイズの写真集は15,000円。
こりゃ衝動買いできる値段じゃないです。

・・・和光に来る人たちなら小銭程度なのでしょうかね。




日経おとなの OFF (オフ) 2007年 06月号 [雑誌]
日経おとなの OFF (オフ) 2007年 06月号 [雑誌]
日経ホーム出版社


極楽園
極楽園
三好和義,仏像解説/山本勉,磯(マクミキング)直代




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| 仏を知る | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
「土門拳生誕100年記念写真展」日本橋三越本店へ


金曜日、フォトプロダクションさんのところへ久しぶりにお邪魔して、仕事やら世間話を2時間あまり。
帰り際、玄関口で「土門拳生誕100年記念写真展」の招待券を発見!

土門拳氏といえば「古寺巡礼」で室生寺をはじめ多くの代表作を残したことで有名ですが、記念館は山形にあっていつかは行ってみたいと想いを抱いてました。

「ども〜ん」とお礼を云って1枚拝借。

で、普段あまり足を踏み入れる機会のない日本橋三越本店へ。

会場は新館の7F。

久々の晴天、春らしい陽気ともあって多くの人出で賑わっています。



入り口には早速、室生寺のモノクローム作品12点が並びます。

パネルは大きいですが、どの作品も静寂に包まれています。
その中で室生十二神将の生命力は鮮やかに捉えられている。

そして中盤には弘仁仏(初めて知った言葉だけど、平安初期の弘仁・貞観時代の仏で金銅仏、塑像、乾漆像と、寄木造りの過渡期の一本造りを特徴とする木彫仏ということらしい)をテーマに、勝常寺・法華寺などのカッチリした仏像を写した作品。

後半のメインには、古寺巡礼の色鮮やかな作品群が並んでいます。中でも中宮寺の弥勒菩薩は穏やかなオレンジの光につつまれとても暖かい印象を受けました。

で、出口にはオキマリのお土産コーナー!!

土門拳美術館売店部(?)出張販売品の中から、絵葉書セット(その中宮寺弥勒菩薩が含まれる)と単品3枚を買いました。



原色刷りの古寺巡礼縮刷版は、かなり魅力的でしたがお財布が厳しく断念です。

↓↓↓↓↓↓

土門拳古寺巡禮
土門拳古寺巡禮
土門 拳

さて、ここ三越本店で是非ともゆっくり拝んでおきたかったのが、1F中央にいる「天女(まごころ)の像」。

1960年に三越創立50周年記念事業の一環として作られたそうですが、なんでも当初の見積額が400万円だったのが最終的に数億となったという逸話があります。

何はともあれ、その大きさ10メートル、極彩色のカラーリング、エイリアンのような、アキラの鉄雄が超能力を得てバケモン化したときのようなデザイン、見開かれた天女の眼光、激しく反った指先、カオスとバランス、どれをとっても驚愕すべき作品です。
佐藤朝山という彫刻家の作品ということですが、籔内佐斗司氏のHPが詳しいです。

今更、なにも僕がこの天女の像を紹介する必要もありませんが、このオドロキをお伝えしたかったことと、もし未だ実物を見られてない方は是非オススメいたします。

こころしてご覧下さい。



:1F中央にドーンといらっしゃいます。周りは女性靴売り場でした。


:ぐにゅぐにゅの周りに鳥が飛ぶ・・・


:蓮台も凄まじい。チベット仏のような装飾。


:エスカレーターで3Fに上がり正面から。


:ズームで寄ってみる


:天女さん眉毛スゲー;


:背後には大きな目玉?もう、バケモノ・・・いや宝珠か。


追記:
三好和義仏像写真展―極楽園―が銀座和光で開催されます。
こちらも行きたい。
2009年4月8日(水)〜2009年4月16日(木)

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| 仏を知る | 22:46 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
「ザ・仏像」展−切手の博物館
教室が終わって、懇親会までの空いた時間、「ザ・仏像」展(切手の博物館:東京目白)を覗いてきました。

そういえば、仏像って切手のモチーフにたくさんなっていますね。

案外立派な建物。

そもそもこの切手の博物館は世界的に著名な切手収集家水原明窓(みずはら めいそう)という方が私財を投じ・・・国内初の全国切手展の開催(1966年)やジュニアの育成など、生涯、郵便文化の普及と発展に尽力しました・・・切手の持つ魅力や面白さを伝えるため、さまざまな企画展、特別展、体験企画「切手はり絵」など多岐にわたる活動をしています・・・というマニアな館なのです。(HPより抜粋

入り口の案内にしたがって受付に直行。



入場料おとな200円。これが未使用切手で払えるということをmixiで知っていたので、予め用意した「申年」のお年玉切手で支払いを済ます。

会場は、館内の一角をつかった、それほど広くない場所でのパネル展示が主です。

あらためて仏像切手をまとめてみると、阿修羅、鎌倉大仏、執金剛神にはじまり雲中供養菩薩や矜羯羅童子、有名な仏像の多くが切手になっているんだと驚きます。

今回の展示は日本国内の仏にとどまらず、インド、スリランカ、タイ、中東、中国、モンゴル、ネパールと世界各国の仏切手が紹介されています。

これだけ多くの切手が紹介されていると、さながら世界仏像図鑑を見ている感じです。証紙だけあってどの図版も精巧です。

B5サイズのどうやって貼るんだ的な巨大曼荼羅切手(モンゴル)や長谷大仏とアフガニスタン仏が一緒になった親善友好切手など外交的な目的や外貨獲得を狙った切手など面白いです。









案内パンフには、山本勉氏が「切手のような仏像」というメッセージを寄せていらっしゃいます。

それは印仏というものです。(中略)1体の木の仏像の中に仏像1000体分のスタンプを押した紙がおさめられていた例があります。(中略)これは1000体の仏像の力をもっているんだ!仏像を作った人たちはそんなふうに考えたのです。(中略)「切手のような仏像」は仏像の体の中に入れられて、はてしなく遠くにあるほとけの世界に、この世の人びとのたくさんの思いを伝えていたのでしょう。


切手の原点も仏像につながっている!


ということですね。

さて、本展示、図録があれば最高ですが、そんな予算はないようなので、お土産コーナーで売っていた使用済み切手を入手して、ちょっと満足です。


:金剛力士1969年発行と広目天1981年発行のセット50円。中宮寺弥勒菩薩4枚セット(茶1952年、赤紫1966年、赤1967年、緑1976年発行)90円。ともに使用済み。


■リンク

切手の博物館(ザ・仏像展は3月29日(日)まで)


3/14 追伸

うちの出来た嫁さんが切手シートを買ってきてくれました。
「旅の風景シリーズ 第5集」です。奈良です。詳細はこちらから。

旅の風景シリーズ 第5集
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| 仏を知る | 12:01 | comments(3) | trackbacks(0) | pookmark |
特別講演会:山本勉「仏像のひみつ」と運慶
木彫教室が終わり、中目黒から北千住へ。ちょうど始発から終点。

北千住に着き、急いで100円マックを頬張る。

読売・日本テレビ文化センターにて大人気仏像本「仏像のひみつ」の著者であり、東京国立博物館名誉館員でいらっしゃる山本勉先生の講演会へ参加しました。

会場は前方に小さめのプロジェクタースクリーンがあり、パイプ椅子が100席設けてあります。
昨日の仏像ガールさんパーティとは、年齢層も打って変わって、こちらはシニアよりの方々が9割といった感じです。

講演は、「仏像のひみつ」の「ひみつ1 仏像たちにもソシキがある!」を中心に、本で解説された内容に運慶作品のフォトスライドを加えた内容でした。

山本先生の声は結構ハスキーで、時折、古畑任三郎並に裏返る。
流れるような解説と相まって、この声がなかなか心地良い。
午後のうららかな昼下がり、テーマが仏像じゃなかったらすぐ夢の国です。

お話の中で、「脇侍」をなんと読むか?
書物によっては、「わきじ」「きょうじ」を分かれるところですが、文献には「脇士」、「挟侍」、「挟士」の字が宛られる。
ということは、「きょうじ」が正しいと思われる。

といった解説は、永年の研究に裏づけされた説得力ある見解、流石です。

たっぷり90分、大学の講義のような濃密な講演でありました。
「続」の講演会はあるのでしょうか??







:講演終了後、サインをおねだり。控え室に通され、毛筆で書いていただきました。
ありがとうございます!!


話はかわって、
山本先生といえば、オークション運慶仏の鑑定でも話題になりましたが、芸術新潮1月号の運慶特集は圧巻です。

真如苑が買った大日如来の解説はもちろん、円成寺の大日、八大童子、願成就院の毘沙門天&不動明王、浄楽寺、滝山寺カラフル仏、六波羅蜜寺の地蔵坐像(僕のナンバーワン仏)、興福寺南大門、興福寺北円堂、ミニ大威徳と運慶の作品をフルカバーしています。

読み応えある解説、写真の良さ、間違いなく自分も含め運慶ファンにはたまらない一冊です。完全保存版にして、今年1年はこの運慶特集でやっていけます。(何が?)

追記:興福寺宝物館にある仏頭(加藤登紀子じゃない方)が運慶仏として学会ではコンセンサスが得られたことをこの本で初めて知りました。山本先生はそのことを一番最初に提唱したとのことですが、僕は、この仏頭の前を通りかかった瞬間にわかりました。僕はこの赤茶の巨大な頭の前で30分はニラメッコしてました。運慶オーラがビンビン出ていましたから。ホントですっ!!


仏像のひみつ
仏像のひみつ
山本 勉

続仏像のひみつ
続仏像のひみつ
山本 勉・川口澄子

芸術新潮 2009年 01月号 [雑誌]
芸術新潮 2009年 01月号 [雑誌]
新潮社
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| 仏を知る | 22:09 | comments(4) | trackbacks(0) | pookmark |
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