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2009春の奈良見仏ツアー(3日目)/大安寺・飛鳥寺・安倍文殊院・當麻寺
清く正しく6時起床。見仏の朝は早い。
朝のサイクリングに丁度良い、歩いていくにはチョットしんどい大安寺へ。

大安寺は、奈良時代に南都七大寺の1つに数えられ、東大寺、興福寺と並ぶ大寺で、最澄も空海も菅原道真もここで勉強修行に励んだらしいです。

宿を出て15分、もうそろそろ到着するはずだけど境内らしきものが見当たらず、地元パン屋さん「ベーカリーアロー」に入り、アンパンとカレーパンを買って、道を聞きました。

一本道がずれてました。

今回、地図というものを全く持ってこなかったことに初めて気づきました。

まあ、大丈夫。


渇だ!と楊柳観音は云っています



お坊さんがパタパタと掃除をしたり、扉をあけたり忙しい。

お花がきれいな境内には、ベンチがガーデン風に並べれれています。まずは先ほど買ったアンパンを食し、一休みして中へ。

朝一の本堂。気持ちがいい。

本尊十一面観音は秘仏ということで正面には御簾がかかって拝むことは出来ませんが、左側にやさしい顔をした弘法大師がいて、そこから覗きこむと見えちゃいます。優美なお顔は後補だそうです。

宝物殿に移動し、見仏します。
中尊、不空羂索観音を中心に、聖観音、楊柳観音、四天王の7体の木彫仏が一列に並んでいます。

四天王たちは持物をなくしており、右手を上げた姿は、社員旅行に出かけた町工場の社員達がガンバローと記念撮影しているようにも見えます。
うつむき顔の持国天はやる気ない。

唐の文化の影響が色濃い古様で、荒々しい印象。
中でも楊柳観音はユニークで観音ながら、つり上がった大きい眼、カッと開いた口、そこには舌と歯が表され、霊木からのパワーを感じます。

近鉄奈良駅までに戻り、電車で飛鳥へ向います。




■日本最古!!飛鳥大仏

近鉄吉野線、岡寺駅で下車し、A-bikeで丘陵を上っていきます。
坂道は正直しんどい。

20分程度で視界が開け、のどかな田園風景、その奥に山々と古き良き日本の姿です。
サイクリングロードが整備されていて走りやすい。
日差しは柔らかく、蝶が舞い、小川が流れ、鳥が鳴いています。





ただ、奇妙な点が1つ。

田園の畦道を、沢山の人が歩いています。普通の田舎風景ではありえない。
遠くの道にも人。田んぼの中にも人。GWですし。



そして飛鳥寺(安居院)も、遠足の小学生で大賑わいです。

狭い寺内にはいると、ジャージを着た沢山の学生が体育座りして、お坊さんの話を聞いている。

僕は、その後ろのベンチに腰掛け、タバコを吸いながら一緒にお話を聞く。


:ちゃんと話を聞きましょう。

飛鳥大仏は推古天皇が605年に発願し、609年に法隆寺釈迦三尊像で有名な仏師鞍作鳥(止利)が作った日本最古の大仏。像高約3メートル、銅製15トンの巨漢で、戦乱時には野ざらしになったり、焼けたり、幾多の苦難を乗り越えながら、創建当初から一歩も動かず、今もこの地に残ると聞く。

1400年という悠久の時を越えてきたこの飛鳥仏に誰でも限りない優しさを感じる聞きますが、僕のイメージは渡哲也さんです。
ご本人に会ったことはもちろんありませんが、大人で、厳しく、まじめで、信頼できてる人。

小学生は次々に入って寺内に入って来るので待っていてもきりがなく、隙を見て本堂へ。

堂内の空間を飛鳥大仏が半分ほど占めている。

やっぱり渡哲也さんです。

その前で再びお坊さんのお話を聞きます。

「日本最古!・・・日本最古!・・・」

お話のあと、写真も自由に撮ってくださいとオープンな方針に従い、撮らせていただきました。

おだやかに、平和に、これから1000年間もずっとこの地で、小学生の相手をしていただきたい想いです。


:日本最古ですぞ。


:ずっとここから動きません。


:いまならもれなく散華、付いてます。

■安倍文殊院リベンジ

なにがリベンジかといいますと、前回嫁さんと寄った時、1000円というあまりに高い駐車料金に一度はあきらめた安倍文殊院。今回はA-bikeだから心配なし。

ナビウォークで確認しながら、県道15号を20分程度で到着。







日本三大文殊の第一霊場、そのサイズは日本一!
日本最古の次は、日本最大です。

拝観受付には、EdyやiDなどの各種電子マネー機器が並ぶ
変わってます。

中に通されるとまずは抹茶とあんこ入り落雁でお迎えいただきます。
変に緊張し、神妙にいただきます。




さて、いよいよご対面。

広々とした本堂、護摩祈祷をおこなう場所の奥に階段があり、さらにその奥の別室に文殊像は、います。

快慶作。デカくてゴージャス。善財童子、優填王らを引き連れた渡海文殊です。

デカいですが「祈祷者・その家族の方以外はこの先へ入れません」の注意書きのため、5メートルほどの距離があり、もどかしい。祈祷してもらおうか!

しばらくしてお寺の女性の方がお水を替えに来て

「よかったら中へどうぞ」

とお声がけいただく。まさに天の声!

というかだったらこんな注意書きはじめから・・・

喜び勇んで近づく。

遠くからは見えなかった獅子の足元までバッチリ見える。

それにしてもデカイ。

全高7m。文殊菩薩は片足をぶら下げる半跏坐像ですが、2mあります。文殊を載せている獅子は軽ワゴンサイズ。

いかにも快慶らしい端正な顔立ち、裸足の両足はムッチリと厚みがあり柔らかい。

西大寺の文殊菩薩も大きさがあり素晴らしく美しいお姿でしたが、さすがは本家、みなぎるアベモン智慧パワーです。

ありがとうございました。




■夕焼けに染まる當麻寺は、まるで浄土でした。

もう一寺。

桜井駅まで行って近鉄南大阪線に乗り当麻寺駅で下車、参道を急ぐ。


A-bikeは電車もラクラクです。


:山門

これまた歴史は古く、白鳳時代創建、奈良時代の三重塔を東西二基とも残すめずらしい寺で、當麻曼荼羅を本尊とするお寺です。

山門の仁王さんもデカ顔で迫力ある。

阿形の片目がおかしい・・・

剥離した眼球の中がグルグル何かが動いている??

よく見れば、開いた口をミツバチが出入りしているではありませんか!

ウギャ〜!

こういうホラー映画みたことあります。体中が虫だらけになるヤツ。




:動画。グロ注意。

気を取り直して、広い境内をズンズン進み、立派な金堂・講堂の間を抜け、本堂へ。


:本堂

中へ入ると、螺鈿で飾られた立派な須弥壇に巨大な厨子、その中に4m四方はある本尊當麻曼荼羅が置かれています。

前に座ると解説テープが流れる。

曼荼羅は阿弥陀如来の住する西方極楽浄土のありさまを描いたものです。細い金網でガードされていて図絵の細部は見えにくいです。

講堂には本尊阿弥陀如来坐像を中心に、いろんな時代のいろんな仏が倉庫のように並べてあります。ここでも大音量解説テープが流れます。テープの解説が終わったら出てください的合図にも思えます。


:講堂

金堂には、仏像ファンにも人気度が高いエキゾチックな風貌の四天王がいます。
もちろん僕も彼らに会うことを楽しみにしてきました。

さて、解説テープスイッチオン!

ここの弥勒仏坐像は創建当初の本尊で塑像。
まるまるとしたお顔とボディー。優雅な微笑み。
鎌倉期補修の金箔はよく残るが、全体的にひび割れて、自分がひどいアトピーにかかっていた頃のことを思いだします。

そして、四天王は静かな表情で直立し、ともにあご髭を蓄え、勇ましい大陸の武将スタイル。
光背はシンプルで武具のようにも見える。
持国天と増長天に踏まれる邪鬼もギュッと小さく蹲っておとなしい。



日本で2番目に古いものらしく、法隆寺の四天王に続くものであり、ちなみに第3位が東大寺戒壇院の一具であると解説テープは強調している。

テープが一巡するたびに外からお姉さんが入ってきて様子を見に来る。
僕一人なのに再生することもなかろうが、終わるとまた再生。
4回目で出ました。


:金堂

寺内にはまだ奥院および宝物館はあります。

宝物館には二十五菩薩来迎像が大きなケースに収められています。
極楽浄土から阿弥陀如来が二十五菩薩を引き連れて下界に下りてきたジオラマです。
二十五菩薩はリカちゃん人形よりひと回り大きく、それぞれがいろんな楽器を持ち、踊り、とても楽しげです。中でも2体いる地蔵菩薩の一体はおちゃらけすぎです。



宝物館を出る頃には陽もだいぶ傾きかけていました。
奥の院、浄土庭園とぼたん園の案内があります。
庭や花には興味はあまりないですが、折角なので行っています。



のどかな山奥に浄土の海岸。
水の流れる音が心地いい。
あー、天国ってこんな感じなんでしょうね。
これでビールでもあれば文句なしです。

もと来た道を戻り、西大寺まで帰ります。
そこからA-bikeで平城京跡を突っ切って奈良へ。
いにしえの都にひっそりと日が暮れます。






■リンク
大安寺
飛鳥寺
安倍文殊院
當麻寺
※「お抹茶付拝観割引券」あります。


■おまけ

橿原神宮前駅にあった伊勢志摩の観光パンフレット
みうらじゅんさんも触手が動くでしょうw



そしてこれがかの有名な飛鳥の奇祭「おんだ祭り」の看板か?

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| 奈良・京都を見仏する | 22:06 | comments(6) | trackbacks(0) | pookmark |
コメント
3日目まで一気に読ませていただきました。ものすごい移動距離ですね(笑)

安倍文殊院の文殊さんの近くに行けるなんてラッキーでしたねー。近くで見たらもっと迫力あるんだろうなー。羨ましいですっ!
| naka | 2009/05/11 9:52 PM |
nakaさん

どうもです。
A−bikeは本当に便利でした。
はじめはレンタル自転車でもよいか・・とも考えましたが、電車にささっと積み込んで自由に行動できるのはお寺めぐりに最強です。

そういえば、1日目にいったラーメン屋「第一旭」僕的にとてもよかったです。(事後報告ですがnakaさんのHPにも勝手にリンクさせていただきました。)
| ちゃんぶー | 2009/05/13 1:34 AM |
はじめまして!
いつも楽しく拝見している東京在住の仏マニアです。
安倍文殊院の獅子乗り文殊、最高ですよね!
僕も大好きです!!

ところでご存知ですか?
みうらさんといとうさんがトークショーやりますよ!
でも僕は仕事で行けません!
サラリーマンさんも東京にお住まいでしたよね?
どうかサラリーマンさん、あと東京の仏友の皆さん、僕の分も楽しんできて下さい。
↓みうらさんのHPです。
ご参照ください。
http://www.google.com/gwt/n?u=http%3A%2F%2Fnews.miurajun.net%2F
| ウンケイ | 2009/05/13 11:32 PM |
ウンケイさん

こんばんは
コメントありがとうございます!

アベモン、圧巻でした。
僕はどちらかというと運慶好きですが快慶もやはり素晴らしいです。

トークショー、情報ありがとうございます。今は仏像ブームが来ているので、行列必死でしょうね。行きたいです。明日、早速問い合わせて見ます!
| 見仏リーマンちゃんぶー | 2009/05/14 2:03 AM |
モリモリの旅ですね!
超楽しそうで、なんか悔しいです。
| 苦沙弥尼 | 2009/05/14 10:32 AM |
苦沙弥尼さん

仏モリモリでした。
気まま一人旅ですから。
| けんぶつ ちゃんぶー | 2009/05/16 12:44 AM |
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