2009.02.22 Sunday
第三十一回仏彫教室&国宝三井寺展
3時間みっちり、開き手をやります。
前回までの材料を忘れてしまった為、新たに彫ります。
見本をみながら、彫る彫る彫る。
見本無しには困難ですが、だいぶ手の形がわかって来た気がします。
3時間、ぶっ通しで大まかな形になりました。
腰が痛くて、しばらく立ち上がれなかったです;
教室の帰り、六本木で途中下車し、ミッドタウン、サントリー美術館で開催されている「国宝 三井寺展」へいきます。
恥ずかしながら、正直云いまして、先般まで「ミツイ寺・・・・三井財閥はこんな寺も持ってたのか」と全く知識がなかったですが、ポスターにもなっている大変元気な不動明王が気になって、覗いておくか程度の気持ちでした。
mixiの皆さんのレポートや以前に購入していた小学館ウィークリーブックをひっくり返し予習。なかなかすごいらしい。
・天台寺門宗の総本山あること
・唐帰りの円珍というおにぎり頭(大変強い霊力がある)によって再興されたこと
・比叡山延暦寺と争いが絶えなかったこと。
・豊臣秀吉にイジメられてたこと
・争いの都度、お坊さん達が頑張って密教の宝物を守ったこと
・円珍さんの夢に現れて、ガンバレといったのが黄不動であり、その姿を図画に表し、さらに鎌倉期に模刻した像のが、今回のイベントのカバーになっているハツラツな黄不動像である。
さて、会場のミッドタウンガレリアにはいると、エスカレーターの上に大きな垂れ幕に黄不動がどーんと仁王立ち(仁王吊り)。
こりゃワクワクする。
入り口にはグッズコーナーがあり、早くも仏欲が刺激されます。
荷物をコインロッカー(100円。後で却される。)に詰め込んで、中へ。
展示室に入ると、4体の円珍さん、中央に黄不動尊が出迎えてくれます。
黄不動の前に早く行きたい気持ちを抑えつつ円珍さんの像を眺める。一見親しみやすいおにぎり頭をしてますが、玉眼ではないのですが薄目の中に、瞳が輝き、ただならぬパワーを感じます。
:ポストカードより
お待ちかね黄不動尊は、秘仏のため金色の彩色がまばゆいほどに残り、堂々とした風格です。両足を肩幅に開き、ガッシリと立つ。
円珍さんが座禅中、この金色に輝く不動明王が現れて、「我は金色不動明王である。仏法の真髄を伝える汝を守護するために示現するものなり。仏の教えを究めて迷える衆生を導くべし」と告げられたと伝わります。
この尊像は鎌倉期に慶派によって、平安時代に描かれたもの図画に基づき彫られたものという話ですが、正面を見据える玉眼の両目、大きく突き出したタマネギ片のような牙、耳璫装飾を敷き詰めたようなおしゃれなヘアー、腹と背中の肉付き、両腕の隆々たる筋肉、大地を踏みしめる指先、圧倒的な存在感です。
文句なしにかっこいいです。ハツラツです。
元になった不動明王像図(国宝)は、2/25〜の展示で見ることはできませんでしたが、図録で見ると、両目の瞳が強烈に白く光り、笑うセールスマンがドーン!!とやったシーンのようにヤバイ感じです。
長年、媒体への掲載をしなかったということが理解できます。
実物を見たいような、見たくないような。(絵葉書もありませんでした・・・)
会場には、新羅明神坐像(国宝。これまたヤバイ)、4頭身の十一面観音、如意輪観音、その他数々の仏像が展示されています。
これほど多くの寺宝、その多くは秘仏や普段一般非公開のもです。
こんなに見せちゃっていいのかな?と思いたくなるほど見せちゃってます。
水〜土曜、18時以降の夜間割引でさらにお得。3月15日まで。
:ひときわかっこよかった毘沙門天(ポストカードより)
:わかりにくいですが、黄不動の立体ポストカード。
図画から飛び出た不動像になぞらえた?
■リンク
・国宝 三井寺展
・三井寺
前回までの材料を忘れてしまった為、新たに彫ります。
見本をみながら、彫る彫る彫る。
見本無しには困難ですが、だいぶ手の形がわかって来た気がします。
3時間、ぶっ通しで大まかな形になりました。
腰が痛くて、しばらく立ち上がれなかったです;
教室の帰り、六本木で途中下車し、ミッドタウン、サントリー美術館で開催されている「国宝 三井寺展」へいきます。
恥ずかしながら、正直云いまして、先般まで「ミツイ寺・・・・三井財閥はこんな寺も持ってたのか」と全く知識がなかったですが、ポスターにもなっている大変元気な不動明王が気になって、覗いておくか程度の気持ちでした。
mixiの皆さんのレポートや以前に購入していた小学館ウィークリーブックをひっくり返し予習。なかなかすごいらしい。
・天台寺門宗の総本山あること
・唐帰りの円珍というおにぎり頭(大変強い霊力がある)によって再興されたこと
・比叡山延暦寺と争いが絶えなかったこと。
・豊臣秀吉にイジメられてたこと
・争いの都度、お坊さん達が頑張って密教の宝物を守ったこと
・円珍さんの夢に現れて、ガンバレといったのが黄不動であり、その姿を図画に表し、さらに鎌倉期に模刻した像のが、今回のイベントのカバーになっているハツラツな黄不動像である。
さて、会場のミッドタウンガレリアにはいると、エスカレーターの上に大きな垂れ幕に黄不動がどーんと仁王立ち(仁王吊り)。
こりゃワクワクする。
入り口にはグッズコーナーがあり、早くも仏欲が刺激されます。
荷物をコインロッカー(100円。後で却される。)に詰め込んで、中へ。
展示室に入ると、4体の円珍さん、中央に黄不動尊が出迎えてくれます。
黄不動の前に早く行きたい気持ちを抑えつつ円珍さんの像を眺める。一見親しみやすいおにぎり頭をしてますが、玉眼ではないのですが薄目の中に、瞳が輝き、ただならぬパワーを感じます。
:ポストカードより
お待ちかね黄不動尊は、秘仏のため金色の彩色がまばゆいほどに残り、堂々とした風格です。両足を肩幅に開き、ガッシリと立つ。
円珍さんが座禅中、この金色に輝く不動明王が現れて、「我は金色不動明王である。仏法の真髄を伝える汝を守護するために示現するものなり。仏の教えを究めて迷える衆生を導くべし」と告げられたと伝わります。
この尊像は鎌倉期に慶派によって、平安時代に描かれたもの図画に基づき彫られたものという話ですが、正面を見据える玉眼の両目、大きく突き出したタマネギ片のような牙、耳璫装飾を敷き詰めたようなおしゃれなヘアー、腹と背中の肉付き、両腕の隆々たる筋肉、大地を踏みしめる指先、圧倒的な存在感です。
文句なしにかっこいいです。ハツラツです。
元になった不動明王像図(国宝)は、2/25〜の展示で見ることはできませんでしたが、図録で見ると、両目の瞳が強烈に白く光り、笑うセールスマンがドーン!!とやったシーンのようにヤバイ感じです。
長年、媒体への掲載をしなかったということが理解できます。
実物を見たいような、見たくないような。(絵葉書もありませんでした・・・)
会場には、新羅明神坐像(国宝。これまたヤバイ)、4頭身の十一面観音、如意輪観音、その他数々の仏像が展示されています。
これほど多くの寺宝、その多くは秘仏や普段一般非公開のもです。
こんなに見せちゃっていいのかな?と思いたくなるほど見せちゃってます。
水〜土曜、18時以降の夜間割引でさらにお得。3月15日まで。
:ひときわかっこよかった毘沙門天(ポストカードより)
:わかりにくいですが、黄不動の立体ポストカード。
図画から飛び出た不動像になぞらえた?
■リンク
・国宝 三井寺展
・三井寺