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国宝薬師寺展(東京国立博物館)へ
やっとお会いしてきました薬師寺のアイドルコンビ日光・月光菩薩立像@東博。

仕事でバタバタして、なかなか拝観することかなわず、会期終了が迫っていると焦り先週金曜(5/23)に代休を取って開館時間を狙って馳せ参じるも、アグレッシブなシニアオーディエンスは一枚上手で、既に長蛇の列。


:巨大パネル・・・欲しい


:朝から混んでるな・・・

この時点で30分待ち。こんな混雑状態ではゆっくり拝むことも出来ないだろうと先に本館
での特別陳列「仏像の道−インドから日本へ」を回る。

ここでは、ガンダーラ仏に始まって、朝鮮を通って日本に伝えられた7世紀の素朴な仏像の系譜が学べます。

初期の細かくも古代的な仏像は唐の時代になって、写実的で魅惑的な造詣に変わったらしいです。

その影響を受けたのが今回史上初めての外遊となった薬師寺の仏たちであり、展示室の中央には薬師寺のピンアイドル、聖観音菩薩立像の模造が立っていて気分が静かに盛り上がります。(銅の色以外は現仏に忠実に作られており、この仏だけでも充分な気分に浸れてしまう?)


:ガンダーラのお釈迦様


:菩薩の表記がありました。カレー屋にいそうだな。


:薬師寺 東院堂本尊 聖観音菩薩立像(模造)

常設展をまわり、西大寺の塔本四仏の釈迦如来や伝浄瑠璃寺十二神将、三十三間堂から東京へ出張して来ている千手観音像など借り仏、預かり仏を見て昼過ぎに再び薬師寺展が行われている新館へ。

朝よりも行列はさらに伸びている。
看板には60分待ちの表示が。
平日のこの時間に一人でディズニーランドへ行く気分ではない。

守衛さんに聞けば午後ももっと混むであろうとのこと。
やはり会期終了が近づくと駆け込みが増えるということか。
夜であれば8時まで開いており比較的ゆっくり見ることができるでしょうとのお話。

この日は、法隆寺宝物館(ここの資料室は仏像関連の本がたくさんありキレイなスペースでゆっくり閲覧できます。)を覗いて、一度退散。それにしてもすごい人気だ。

さて、次の金曜日。会社を定時でそそくさと上がって再び上野へ。
前回は新館には入っていないため、チケットはそのまま利用できる。
雨の中、さすがに人も疎らだろうと現地へ向うも、6時半で10分待ち。
仕方なし。独り占めしようという魂胆がそもそも悪い。

会場は会社帰りのサラリーマン&OLでごったがえす。
パネルも順番に並ばなければ読めない。
小さな狛犬くんや八幡三神坐像(内2躯のヘアースタイルが超絶)なんて並んで見るほどのものか?
とあまりの混雑ぶりに身勝手に腹を立て、ささっと流して、展示室中盤のヤマ「聖観音菩薩立像」の周りは人だかりがさらにすごい。

まさに成田空港に降り立ったハリウッドスター並みの人気。

思えば去年の夏、奈良を初めて見仏したとき、彼は大きな厨子に収まり、黒光りする体を暑さに微動だもせず静かに佇んでいた。
1000年以上も長い時間、多くの人に拝まれてきたのだろうが、このイベントほど一度に多くの人たちに注目され、しかも四方八方からわーきゃー言われたことはないだろう。一日中立ちっぱなしで肩がこってないか心配になる。

人ごみを抜け、メインキャストの両菩薩とご対面、前方通路でまず、日光月光の顔の高さと同じ位置(両人は3メートルほどの背丈)から拝観できる。

現地では感じられなかった人間的な表情に驚く。
まぶたの構造などによって、下から見上げたときに優しく包み込む表情に計算されている。
だから同位置での表情というのは印象が全く違う。このライティングの効果も冴えている。

通路をぐるっと回って、両菩薩の前に降りる。

圧倒的な大きさと美しさに言葉も浮かばない。周囲の黒山の人だかりも気にならなくなるほどに凝視せずにはいられない。しかしもっと後になれば人も少なくなるであろうと欲が出て、先を急いで、二周目をめぐる。入り口付近も先ほどよりはゆとりをもって鑑賞できる。

聖観音は相変わらずの人気もの。
日光月光菩薩が展示してあるスペースの横にはソファーがあり、ここの人が引くのを待つ。
それにしてもこの人気はどうだ。時代を超越して人を魅了し、いま東京に召還した天使さながらの光景。
本尊の薬師如来がもし同行していたらどうなっていたのか?もしかしたらこの両菩薩だけでよかったのかも知れない。ずっと見ていても飽きない究極の造詣。うっかりウトウトしてしまった。

閉館15分前。人も少なくなったので背面へ回る。
普段は、光背を背負っているので背中は見ることができないが、今回の展示では光背は外されているので両菩薩の背中をまじまじと見ることができる。日光菩薩は男っぽく肉にごつごつ感があり、月光菩薩の背中は張りがあって窪みが強く女性的である。
これまで対称に作られているかと思われた両菩薩にはこんな違いもあったのです。

最後の5分でもう一周。
聖観音とゆっくり対面。1日の仕事を終えてほっとしている様な表情。

会期は6月8日まで。

お土産コーナーのTシャツはなかなか良かった・・

■リンク
遷都1300年記念国宝薬師寺展
東京国立博物館
文化遺産オンライン※浄瑠璃寺の十二神将を掲載しています
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| 仏を知る | 02:33 | comments(4) | trackbacks(0) | pookmark |
コメント
5月31日、冷たい雨の中向かいましたが、
開園1時間後で、90分待ち。
風邪を引きそうなので、あきらめました。
再挑戦、するかどうか・・・。
| タジ | 2008/06/01 6:29 PM |
関東のネットお仲間は
みんなこの薬師寺展、行っているようです。
両菩薩の背中をマジマジと拝める関東のお方たちは羨ましい限りです…
期間中、関東方面に出張があったら絶対行っているのになぁ…
| お気楽人 | 2008/06/02 8:54 PM |
>タジさま

こんばんわ。コメントありがとうございます。
90分ですか!いよいよ今週一杯ですから駆け込み予想されます。でも天気悪いから平日の昼まであれば比較的すくでしょうか??
両菩薩を多くの人が取り囲む光景は、幼稚園で先生にまとわりつく子供達のようです。あの光景はここでしか味わえないと思います。是非チャンスがあれば。
| ちゃんぶー | 2008/06/03 12:45 AM |
>お気楽人さま

コメントありがとうございます。
関東人はこの日をずっと待ち望んできましたからね。口々に、「修学旅行で見た記憶が」とか「若い頃旦那さんと二人で見た」とか言ってます。
それにしてもこんなにも素晴らしいクオリティの造詣を生み出すことができたとは脅威です。少し大げさですが、タイムマシーンで宇宙から運ばれてきたのではないかと思うほどです。
| ちゃんぶー | 2008/06/03 12:50 AM |
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