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インドの仏は生命そのものであり、カレーはその源である

なにやら題字が手塚治虫氏のブッダを彷彿させる今回のイベントはインドコルカタ(旧カルカッタ)博物館所蔵のインド仏教美術を代表する作品の数々である。

ホームページ:

上野のトーハクで小展示室での開催かと思いきや、本館横の表慶館での開催である。
僕の知るかぎり、仏像関連のイベントでここが会場になるのは初めてのことじゃないかと、少し違和感を感じる。なんせ重厚な洋館にインドは合わないでしょう・・・


仏教美術の源流ってことで、普段よく目にする木彫仏からは遠くかけ離れている。
仏像誕生以前、ブッダは、法輪や菩提樹や塔で表現された。それはブッダ自信が、偶像化を戒めていたと言われるが、紀元前のそれはさすがに”らくがん”みたいな造形でしかない。

ところがである。
10世紀頃のレリーフは、とても繊細な彫刻が行われる。
いやレリーフではなく、レリーフ状であるが彫刻は、背面も含めた立体になっており、中には、後頭部がベースから、にゅっと伸びて現実より奥行きが拡張されているものもある。

素材は玄武岩であり、黒光りした鉛のような光沢を放ち美しい。
そしてギリシャ彫刻の影響を強く受け、中には西洋の像に近い。インド人はコーカソイドなんだと改めて納得する。だから会場も洋館なのだろうか。

「仏伝 誕生」

釈迦のママ上、マーヤー像である。
腰をくねらせた三曲立は菩薩の妖艶な雰囲気を醸し出す。
釈迦はその脇から生まれた有名な逸話のシーンである。
なぜ脇から生まれたのか?まあそのほうが特別な感じだし、生理は中々表現にも困るしという解釈であるが、この像の脇を眺めているとだんだんエロい感じになる。
ネットの住民の方々には脇が大好きな御仁も多くいられるが、なるほどそういうことかと。
しかし、スッポッと軽やかに抜け出る釈迦が面白い。


仏教の教えがだんだんと広まっていくと土着の信仰、その神々と融合し、いろいろな尊格が生まれる。詳しいことはよくわからないが、喧嘩をしあうのではなく、お互いを取り込み、都合よく解釈することが経済的なのであろう。

11〜12世紀の作例では、密教における多種多様な仏像が見られる。

「摩利支天像」

イノシシ8頭が運ぶ猪車に乗った、なんとも勇ましい女神である。
三面4臂でそのうちの左面がなんとイノシシでる。
護身、隠身、遠行、得財、論争勝利を象徴するが、そういえばアメ横二木の菓子の上には、摩利支天を祀ったお寺さんがある。日本でも、特に江戸時代において人気の神様であったらしい。二木の菓子の繁栄は、このマリシのお陰か。マリシ!!


「尊勝仏頂坐像」

尊勝仏頂とは、如来の肉髻を神格化したというややこしい仏。
チベットの仏像や仏画によく現せられているが、
このビハール出土の尊勝仏頂坐像は、他のどれよりも美しい。
三面頭上の肉系はストゥーパのようでもあり、その周囲を仔細な装飾が盛る。そう盛っている。耳とうは大きく華やかで、とってもエキセントリック。


インド仏は男性神も女性神も、セクシーであり、体内に生命力が充満し、弾けるような力があると改めて思う。

さて、グッズコーナで絵葉書3枚(@110)と真っ赤な姿をした八千頌般若波羅蜜多経女尊がパッケージを飾るレトルトカレー(@630)を買う。(製造元は小樽市・・)
つまるところインド=カレーでいいじゃん、との安易なコンセプトに惹かれた。


●寄り道

三島にある天竺堂は多数のチベット仏教グッズを取り扱う専門店
上野松坂屋の美術画廊で即売会を5月5日(火)まで開催中である。
鮮やかなタンカは、眺めるだけで宇宙を感じる。そして、とっても高価だ。



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| 仏を知る | 19:48 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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