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高野山から八大童子が東京にやってきた!

高野山開創1200年記念 高野山の名宝展

この秋、高野山から八大童子が東京にやってくる!!

ということで休日朝のギロッポン、ミッドタウンのサントリー美術館。
建物全体に高級感ただようブティックのいい匂い。人はあまりいない。3Fまでエレベーターで上がる。ゆったりと薄暗い空間に踏み込みます。

数年前、大本山めぐりをした折、高野山の霊宝館では、清浄比丘(しょうじょうびく)童子のみの展示であった。がっくりした記憶が残る。今回は、8人揃ってフルメンバーでの登場です。
これはひと目拝観しておかねばと考えていたら友人から招待券をいただいた。
ありがたきしあわせ。

入り口には、等身の弘法大師の尊像が佇む。

ある行者がこの大師像を30年以上、毎日礼拝した。その1万日目、行者の夢に大師が現れ、優しく顔を向けて「萬日の功、真実なり」と語りかけられたという。目覚めた行者が大師像を見ると、なんと、首を傾けておられた。以来、この大師像は「萬日大師」と名付けられ衆生の最も身近にいて、満願を 叶えてくれる霊像として崇められているということです。

手には金剛杵を握り、グリっと手の内側を外に向けている。
悪霊めら、来るなら来てみーとヤーさんのように、ドスを見せつける。
法衣の彫りは浅く、全体の重量感がすごい。首が太く、中身がギッシリつまっている感じ。
顔は童子のようでうっすら笑っているようにも見える。優しさとともに、強い霊力を感じます。たぶん霊感強い人が拝んだらすごいパワーに近寄れないじゃないかな。僕はないけど。

そういえば数年前に同じく、ここサントリー美術館で開催された三井寺展でも円珍さんのパワーはすごかった。おでこからバワワワーッって感じです。

尊像の横には書がある。
空海直筆の聾瞽指帰(ろうこしいき)、国宝です。
内容は儒、道、仏三教について論じ、仏教がいかに素晴らしいか説いているものらしい。
意味は分からないが、1文字1文字が力強く、生き生きとしている。こんなふうに書が書けたらとてもかっこいいな。習字七級の俺、通信教育でも受けようかと感得します。

他にも宝具である金剛杵の陳列や、唐に渡った際に、一緒に船で渡った貴族のお偉いさんが入国を拒否られ、空海が書を書いて、許可された蒔絵など、興味深い、まさに名宝の数々。

第二室に入ると、細々とした諸像や曼荼羅が並ぶ。
ダイナミックで優美な執金剛神立像(重文)は、近年の調査で快慶の作であることが有力視されているそうだけど、あまりにも奇抜な造形のため、「えー、快慶さんは、こんなはっちゃけたデザインしないよー」と反論している学者がいるとか、いないとか。


中盤のメインは四天王像(これも重文)。
これらも快慶作です。広目天の立ち姿は、まじ、ちょーかっこいいです。
ただ、展示が暗い。位置が低い。影になった細部が見難い。
高野山受けた衝撃がこの展示では感じ得なかった。

第三室、円形の空間に八大童子が並びます。
八体のうち、指徳童子と阿耨達童子を除く六体が運慶の作とされている。
カバーにもなっている五髻の制多伽童子は、矜羯羅童子とともに不動明王の眷属としてよく表現されるけど、他のメンバーはあまり知られていない。ともに不動明王(大日如来)の霊力(絶対の知恵である四智と金剛界大日如来の周りを取り囲む四波羅蜜(しはらみつ)菩薩の役割、あ4つの教えと4つの行い)を示すようだけど、本作の作例は見たことがないです。

初めて書籍で彼らを見た印象は「アニメ」でした。
そして、実物と対面した印象は「リアル少年」でした。

運慶お得意の玉眼の効果はもちろん、瑞瑞しい肌のハリ、今にも声を出しそうな引き締まった口もと。「おっさん、何見てんだよー」とかね。

やっぱ女人禁制の大本山では、こんな美少年の像にニーズがあったんでしょうかね?誰が、どのような想いで、この8体の尊像を発願したのでしょうか?気になります。

限定ポストカード:180円

左から、指徳童子、恵光童子、矜羯羅童子、制多伽童子、烏倶婆我童子、清浄比丘童子、恵喜童子、阿耨達童子



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| 仏を知る | 19:51 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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