CATEGORIES
RECOMMEND
仏像 (山溪カラー名鑑)
仏像 (山溪カラー名鑑) (JUGEMレビュー »)
小川 光三
ちょっと値が張るが、めちゃくちゃ充実の仏フォト。全国家庭に一冊。
RECOMMEND
美術ガイド 新 全国寺社・仏像ガイド (美術ガイド)
美術ガイド 新 全国寺社・仏像ガイド (美術ガイド) (JUGEMレビュー »)

その名のとおり全国のローカルな仏まで抑えています。死ぬまでに制覇できるか?
RECOMMEND
仏像の見方ハンドブック
仏像の見方ハンドブック (JUGEMレビュー »)
石井 亜矢子
僕が見仏に目覚めた1冊。いまはトイレに置いて毎日パラパラと。
RECOMMEND
BRUTUS (ブルータス) 2009年 4/15号 [雑誌]
BRUTUS (ブルータス) 2009年 4/15号 [雑誌] (JUGEMレビュー »)

仏像の魅力をわかりやすく、カッチョよく、ライトに紹介。仏像カードもタマンナイ!?
RECOMMEND
見仏記
見仏記 (JUGEMレビュー »)
いとう せいこう,みうら じゅん
あー、彼らのように楽しく見仏したいね。いつまでも。
RECOMMEND
MOBILE
qrcode
<< 2014GW 春の見仏 その1 /三十三間堂、京博 | main | 2014GW 春の見仏 その3 /薬師寺、東大寺 >>
2014GW 春の見仏 その2 /東大寺ミュージアム、奈良博
奈良の朝。東大南大門前には人だかり。
修学旅行生と、旅行者。ほんと中国人多いなー。
鹿のニオイ、仁王さんの姿をみると奈良来たなーっと改めて実感します。


今日の目的は、2011年10月にオープンした東大寺ミュージアムだ。

入場券を買う。
入場料500円。大仏殿拝観とセットだと800円。200円お得なわけであります。
「大仏殿の拝観は今日でなくとも大丈夫です」
よっしゃ。ならセットで!!


最新の空調・ライティング設備。
外の喧騒が嘘のように、ここは人が少ない。ガキどもとやかましい中国人は大仏殿に行っちゃってください。

ひっそりとした空間。目がなれるまでしばしかかる。
まずお目にかかるのは、八角灯篭の羽目板天女(創建当時のもの)だ。
ふっくらした顔は当時の大仏の表情と共通する。
大仏須弥壇から発掘された刀や装飾品、祭事で使われた面が並ぶ。じっくりと鑑賞する。

中央室のメインキャストである巨躰が目に飛び込む。

出ました!
以前は、三昧堂(四月堂)のせっまいお堂に閉じ込められていた千手観音。
どっしりとした体躯。頼れる母ちゃんタイプ。張りがすごい。
42本の脇手は、通常細く表現されるがこちらの像は、全てが主たる腕と均一に太い。だからたくましい。
横からの姿の重量感は一層である。
ずっと見ていると、エイリアンのように見えてくる。日本的じゃないというか、チベットあたりのデザインっぽいというか。
左右には、これまたオーラがすごい、法華堂(三月堂)からの日光・月光菩薩。
ガラス越しとはなるが、最適なライティングによって、反射は無く、存分に見仏できるのが良いです。


隣室に移ると、弁才天と吉祥天。
ふくよかな顔、妖艶な眼光。色っぽいくちびるにイチコロである。
弁才天の姉さんに六臂でコネコネされちゃったらボクたん、もう・・・・
生生しさの反面、修復後となるが、指先の塑土が剥げ落ち、木芯があたかも骨のように露出し、ギュっとなる。


8世紀の古像から溢れるエロスエネルギー。参りました。

お次は、鹿と戯れる小学生やカップルを横目に、奈良国立博物館へ。


奈良で鎌倉仏?鎌倉国宝館で見てるじゃん。
いやいや、もちろん国宝館の収蔵品が中心だが、何やら鎌倉周辺の寺院、慶派部がかき集められての特別展なのです。

昨日は京都で、運慶の息子、湛慶渾身の千手観音様を拝観後、六波羅蜜時で運慶・湛慶の父子像に挨拶しようかと考えた挙句、スルーしちゃいました。
そして、奈良でも慶派です。この流れ。


ここでもオイラには”友の会パスポート”がある。エッヘン!

会場に入ると、小さなケースに50cmほどの毘沙門天。
顔が剥離してなんじゃこりゃという印象であったが、よくよく見て見れば素晴らしい像。
高野山八大童子の指徳童子に似たやんちゃな表情。兜と鎧のリッチなボリューム、全体の流れ。
清雲寺とかいうお寺さんからご上京。まったくの初見です。
この像に出会えただけでラッキーこの上ない。充分にもとは取れた!

背後には、辻薬師堂出身の十二神将がずらっと整列。
ホームの鎌倉だと、薬師三尊を取り囲み、見る者と同じ高さに立つため、迫力がない。
奈良では1メートルほどのステージに挙げられて、こちらを睨み、見下す。この演出だけで、尊像の迫力がグッと増す。

それにしてもすごい数。その出陳品 53件(うち重要文化財26件)。
これだけ集められるのであれば、東博でもやればいいのに。10倍、いや50倍の浄財は集められるはずだぞ。なんてたって、ガラガラです。

センターを務めるのは、カバーガールでもある鎌倉のデボン青木こと水月観音さま。
2007年の秋、彼女に会いに行ったときは、お寺の方が照明をつけたり、消したりして、見せてくれた。
その美しさにメロメロだったが、彼女との距離は1メートルほど。
ぎりっぎりの30cmまで近寄って、ガン見することが出来る。
しかも後ろに回り込んで、うなじやヒップラインもガン見出来る。ガンガン見える。
あー、マイスイートデボン。。

ふぅ・・・

おなじみの初江王坐像や弁財天坐像(着衣)はもちろん、秀逸な慶派そして禅宗に関わる善派のすばらしい仏さまにお腹いっぱいです。

その後。デザート代わりに、なら仏像館を覘いて、踏ん反り返りました。

なんじゃこりゃ!!!!!


その名は、金剛寺降三世明王坐像。
丈六サイズ、デカい!明王、ゴツい!そして青い!
おまけにカッコいい!快慶の一番弟子行快の作とか。

降三世明王といえば三面八臂、二本の手で「降三世印」を結び、大自在天(シヴァ)と妻烏摩妃(パールヴァティー)を踏みつけているのが当たり前。
ところが、この像は一面で、しかも宝冠を被り、2臂で片手に金剛杵を持っている。火焔後背だけど台座は瑟瑟座ときた。で、向かって右を向いているのでその視線は恐ろしく鋭い。ヤンキーの兄ちゃんがウンコ座りして斜に構え睨む、ってやつね。なぜならホームでは、中尊の大日如来を守っているからとの説明。

今にも台座から飛び降りて、その金剛杵でガツンとやりそう。アフリカゾウでも一撃です。
こんな尊像見たことない。まだまだ勉強足りないっす。




【おまけ】奈良ホテルのビーフカレー(¥2,200-税・サ別)

ここ数か月、カレーにはまって、インド人を目指しています。
奈良へ来たなら、是非ここのカレーを食べたかった。
コクのあるクリーミな味わい。一口ごとに鼻腔に広がる至福の味。まさに醍醐です。


Share |
| 奈良・京都を見仏する | 23:05 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://kenbutu.chan.boo.jp/trackback/1055076
トラックバック