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東大寺大仏〜天平の至宝〜/東京国立博物館@上野

阿修羅展でフィギュアを買い損ねたことが今となってもトラウマで、もう二度と同じ過ちは犯すまいと、今回は事前に「東大寺公式フィギュア付き前売券」をイープラスで入手しております。

さて、今年は、光明皇后が亡くなって1250年だそうです。
理由付けはともかく、「東大寺」にまつわる歴史、寺宝の紹介が中心の展示です。

そもそもこの東大寺は、聖武天皇と光明皇后が、幼くして亡くなった皇子の菩提を弔うために造営された寺であった金鐘寺」(金鍾寺とも)が天平13年(741年)に国分寺建立の詔を受け、「金光明寺」と改名され、さらに大仏の鋳造が始まった天平19年(747年)頃から「東大寺」と呼ばれるようになったらしいです。


会場、第一室には、創建瓦や出土品が並びます。

瓦の裏、一枚、一枚に担当した職人たちの署名が彫られ、この大仏造営という国家プロジェクトにかけるプライドを感じます。当時の東大寺伽藍全様を再現した巨大ジオラマには、今よりもさらに巨大だった金堂を中心に、100メートルクラスの高さを誇る七重塔を東西に備えています。

さて第二室入り口には、”金光明四天王護国之寺”と書かれた巨大な勅額がどーんと飾られている。


再現ジオラマにもあった「西大門」に当時飾られていたもの。
サイズは縦286.4cm、横289.7cm。

額の周囲には上部に天(梵天と帝釈天?)、四天王、仁王、計8体の見事な彫刻が囲む。
この彫刻のうち、天、四天王の6体は快慶による後補のようです。

ここを抜けると、メインホールへ。

「国宝薬師寺展」と同じ構成で、中に入ると一段高くなっており、テラス方式で見下ろす。

ホール中央には、国宝八角灯篭。高さは4.5メートルを超える。中に人が住めるのではないかというくらいデカイ。灯篭の向って右に良弁僧、左に僧形八幡神が坐する。

ホール中央に向う順路には、マイフェイバリット仏2体です!
「どすこい」の伝弥勒仏坐像と「オイッス」の誕生釈迦仏立像。

2体とも普段は、奈良国立博物館のガラスケースにひっそり佇んでいますが、このイベントでは人気者。

伝弥勒仏坐像は「試みの大仏」と呼ばれ、大仏造営の雛形とされたと伝わりますが、造詣そのものがチャレンジングです。

猫背で横顔は魚。伏せた左手(降魔印?)はダラリと下がり、自分の膝よりも下に伸びてため、台座がなければ座れない。
このまま15メートルまで展開したら、トンデモ大仏になってしまうこと請け合いのユニークさ。
小さいながらも奈良の大仏に負けない味わいがあります。施無畏印を結ぶ右手袖の深い彫りにも注目です。

:どすこい〜

そして誕生釈迦仏立像は、今回のアイドル的仏。
50cmほどの銅造鍍金仏は、誕生仏としては最大級。

なんとも微笑ましいお顔とチャーミングなむっちりボディ。こりゃ欲しいと思うのは僕だけでないようで、今回このイベントのために世界のKAIYODO(海洋堂)さんが作ってくれちゃいました!

:キュートくん。国宝。

KAIYODO謹製釈迦フィギュア(単品定価3500円)

で、灯篭の優雅な音声菩薩のレリーフを眺め、僧形八幡神と対峙する。
快慶作の生々しい姿。保存状態が良いためか、唇、衣装の色彩が鮮やかに残っています。
肌はヌメッとして、マツケンそっくり。耳たぶのぷっくり加減と、小指の立てっぷりが異常。

第三室は、うわさのVR(バーチャルリアリティ)シアター。
四方8メートルほどの巨大スクリーンと、天井いっぱいに映像が映し出されます。

今回の主題にもなっている東大寺大仏。

さすがに大仏を東京まで運んでくることはできないことは承知のため、今回のVR展示には期待したのですが、ただのCGでした。時間によっては、そのCGを操作して、バーチャル見仏ツアーを体験できるようですが、立体映像などド肝を抜くような映像体験がしたかったです・・・。




気を取り直し、奥へ。天平の至宝をテーマにしたこの部屋には、多数の貴重な寺宝が並びます。

堂々たる巨体で人気の高い、二月堂本尊・不空絹索観音・・・・

その光背です。





光背!?










そうです!











どや!!



あれ?(→写真:読売ニュース


あーもちろん、それはそれで大変貴重な価値があることはわかりますし、間近にみる意匠のすばらしさには圧倒されますが、やはり本尊が来てくれないと。

せめて数十億円の価値を持つ宝冠だけでも。


第四室、国宝重源上人坐像は治承四年東大寺炎上後の復興事業にあたった偉いお坊さん。
よぼよぼのやせ細った風貌ながら眼光鋭い。

:左が灯篭の音声菩薩、右が重源上人


お見送りは、東大寺から北に位置する思惟山(!)五劫院の五劫思惟阿弥陀仏。

最後は和んで、会場を後にします。

・・・やや消化不良気味の展示でした。

次回は、

法華堂”メンバー全員”を呼んで来るくらいの企画

を期待します。

:リアルスケールの仏手

:早速公園デビュー。お天気イイー。


■リンク




■お知らせ

神奈川県立金沢文庫80年 特別展 

運慶


平成23年1月21日(金)〜3月6日(日)
円成寺から多宝塔を抜け出してアイツがやってくる!
こいつはアツく、そしてホットなイベントです!


国宝 大日如来坐像 運慶作    安元二年(1176)   奈良・円成寺所蔵
重文 毘沙門天立像 運慶作    文治五年(1189)   神奈川・浄楽寺所蔵
重文 不動明王立像 運慶作    文治五年(1189)   神奈川・浄楽寺所蔵
重文 帝釈天立像 伝運慶・湛慶作 正治三年(1201)頃  愛知・滝山寺所蔵
重文 厨子入大日如来坐像     鎌倉時代初期    栃木・光得寺所蔵
重文 大威徳明王坐像 運慶作   建保四年(1216)   神奈川・光明院所蔵


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| 仏を知る | 22:11 | comments(4) | trackbacks(1) | pookmark |
コメント
金沢文庫情報、ありがとうございます。
称名寺は我が家の近くで、子どもの頃から親しみがあるお寺。あの池に犬の散歩で落ちた私。底なしと言われていた池にはちゃんと底がありました(笑)。
特別展、出かけてみようと思います。
現地でバッタリお目にかかれたら・・・お導き???
| sumako | 2010/11/14 11:29 AM |
いいっすねー。東大寺展、まだ行けてないんすよー。
ってかキャンティ、美味いっすよねー。近所に4店舗くらいあるんで、かなり重宝しております。魔法のドレッシング!
次回からは、地蔵菩薩立像を彫るんすかー?楽しみっすねー。ファイト!
ではでは。
| マッドスキッパ | 2010/11/14 8:39 PM |
行かれましたか、「東大寺展」!
大阪在住の私は「いつも行ける(行ってる)からな〜」と
思いつつも、ここでしか観れない仏、関連ものが
あることに、「う〜ん、やっぱり行きたいな〜」と
思っております。
弥勒、五劫思惟阿弥陀、重源、僧形八幡、そして
キュートな?誕生仏。
以上のメンバーはそう滅多に観れませんからね。
先日、BSで山田五郎の美術館巡りの番組があって、
この「東大寺展」を紹介してましたけど、
実際に観に行きたくなりましたもん。
それにしても「法華堂メンバー総揃えで!!」という
“無理クエスト”、実現したら凄いです!
(それも各仏、360°鑑賞OKにしてもらいたいですね)
| wada坊2 | 2010/11/14 11:24 PM |
>sumakoさん

お元気ですかー。
称名寺にはぜひ足を運んで、小ぶりで勇ましい大威徳明王坐像を見てみたいと思っていたらこのイベント。愛知の滝山寺からもすばらしい運慶仏がやってきます。やっぱり運慶仏はかっこいいです。運慶サイコー!お会い出ればこれまたサイコーですね。

>マッドスキッパさん

どもです。
キャンティのドレッシング、マッドさんも好きっすね。
あれ、飲めます。
あ、いよいよ本体です。がんばります!

>wada坊2さん

コメントありがとうございます。
さすがに大型仏は難しかったようですが、秘仏も含めこれほどの仏像を一気に拝めるのは、展示会ならではですね。

2011年夏に開催されるこのイベントが気になります。
↓↓
http://kenbutu.chan.boo.jp/?eid=1049353

果たして、立体曼荼羅が東京で再現されるのか?
| ちゃんぶー見仏人 | 2010/11/16 12:25 AM |
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