CATEGORIES
RECOMMEND
仏像 (山溪カラー名鑑)
仏像 (山溪カラー名鑑) (JUGEMレビュー »)
小川 光三
ちょっと値が張るが、めちゃくちゃ充実の仏フォト。全国家庭に一冊。
RECOMMEND
美術ガイド 新 全国寺社・仏像ガイド (美術ガイド)
美術ガイド 新 全国寺社・仏像ガイド (美術ガイド) (JUGEMレビュー »)

その名のとおり全国のローカルな仏まで抑えています。死ぬまでに制覇できるか?
RECOMMEND
仏像の見方ハンドブック
仏像の見方ハンドブック (JUGEMレビュー »)
石井 亜矢子
僕が見仏に目覚めた1冊。いまはトイレに置いて毎日パラパラと。
RECOMMEND
BRUTUS (ブルータス) 2009年 4/15号 [雑誌]
BRUTUS (ブルータス) 2009年 4/15号 [雑誌] (JUGEMレビュー »)

仏像の魅力をわかりやすく、カッチョよく、ライトに紹介。仏像カードもタマンナイ!?
RECOMMEND
見仏記
見仏記 (JUGEMレビュー »)
いとう せいこう,みうら じゅん
あー、彼らのように楽しく見仏したいね。いつまでも。
RECOMMEND
MOBILE
qrcode
インドの仏は生命そのものであり、カレーはその源である

なにやら題字が手塚治虫氏のブッダを彷彿させる今回のイベントはインドコルカタ(旧カルカッタ)博物館所蔵のインド仏教美術を代表する作品の数々である。

ホームページ:

上野のトーハクで小展示室での開催かと思いきや、本館横の表慶館での開催である。
僕の知るかぎり、仏像関連のイベントでここが会場になるのは初めてのことじゃないかと、少し違和感を感じる。なんせ重厚な洋館にインドは合わないでしょう・・・


仏教美術の源流ってことで、普段よく目にする木彫仏からは遠くかけ離れている。
仏像誕生以前、ブッダは、法輪や菩提樹や塔で表現された。それはブッダ自信が、偶像化を戒めていたと言われるが、紀元前のそれはさすがに”らくがん”みたいな造形でしかない。

ところがである。
10世紀頃のレリーフは、とても繊細な彫刻が行われる。
いやレリーフではなく、レリーフ状であるが彫刻は、背面も含めた立体になっており、中には、後頭部がベースから、にゅっと伸びて現実より奥行きが拡張されているものもある。

素材は玄武岩であり、黒光りした鉛のような光沢を放ち美しい。
そしてギリシャ彫刻の影響を強く受け、中には西洋の像に近い。インド人はコーカソイドなんだと改めて納得する。だから会場も洋館なのだろうか。

「仏伝 誕生」

釈迦のママ上、マーヤー像である。
腰をくねらせた三曲立は菩薩の妖艶な雰囲気を醸し出す。
釈迦はその脇から生まれた有名な逸話のシーンである。
なぜ脇から生まれたのか?まあそのほうが特別な感じだし、生理は中々表現にも困るしという解釈であるが、この像の脇を眺めているとだんだんエロい感じになる。
ネットの住民の方々には脇が大好きな御仁も多くいられるが、なるほどそういうことかと。
しかし、スッポッと軽やかに抜け出る釈迦が面白い。


仏教の教えがだんだんと広まっていくと土着の信仰、その神々と融合し、いろいろな尊格が生まれる。詳しいことはよくわからないが、喧嘩をしあうのではなく、お互いを取り込み、都合よく解釈することが経済的なのであろう。

11〜12世紀の作例では、密教における多種多様な仏像が見られる。

「摩利支天像」

イノシシ8頭が運ぶ猪車に乗った、なんとも勇ましい女神である。
三面4臂でそのうちの左面がなんとイノシシでる。
護身、隠身、遠行、得財、論争勝利を象徴するが、そういえばアメ横二木の菓子の上には、摩利支天を祀ったお寺さんがある。日本でも、特に江戸時代において人気の神様であったらしい。二木の菓子の繁栄は、このマリシのお陰か。マリシ!!


「尊勝仏頂坐像」

尊勝仏頂とは、如来の肉髻を神格化したというややこしい仏。
チベットの仏像や仏画によく現せられているが、
このビハール出土の尊勝仏頂坐像は、他のどれよりも美しい。
三面頭上の肉系はストゥーパのようでもあり、その周囲を仔細な装飾が盛る。そう盛っている。耳とうは大きく華やかで、とってもエキセントリック。


インド仏は男性神も女性神も、セクシーであり、体内に生命力が充満し、弾けるような力があると改めて思う。

さて、グッズコーナで絵葉書3枚(@110)と真っ赤な姿をした八千頌般若波羅蜜多経女尊がパッケージを飾るレトルトカレー(@630)を買う。(製造元は小樽市・・)
つまるところインド=カレーでいいじゃん、との安易なコンセプトに惹かれた。


●寄り道

三島にある天竺堂は多数のチベット仏教グッズを取り扱う専門店
上野松坂屋の美術画廊で即売会を5月5日(火)まで開催中である。
鮮やかなタンカは、眺めるだけで宇宙を感じる。そして、とっても高価だ。



Share |
| 仏を知る | 19:48 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
高野山から八大童子が東京にやってきた!

高野山開創1200年記念 高野山の名宝展

この秋、高野山から八大童子が東京にやってくる!!

ということで休日朝のギロッポン、ミッドタウンのサントリー美術館。
建物全体に高級感ただようブティックのいい匂い。人はあまりいない。3Fまでエレベーターで上がる。ゆったりと薄暗い空間に踏み込みます。

数年前、大本山めぐりをした折、高野山の霊宝館では、清浄比丘(しょうじょうびく)童子のみの展示であった。がっくりした記憶が残る。今回は、8人揃ってフルメンバーでの登場です。
これはひと目拝観しておかねばと考えていたら友人から招待券をいただいた。
ありがたきしあわせ。

入り口には、等身の弘法大師の尊像が佇む。

ある行者がこの大師像を30年以上、毎日礼拝した。その1万日目、行者の夢に大師が現れ、優しく顔を向けて「萬日の功、真実なり」と語りかけられたという。目覚めた行者が大師像を見ると、なんと、首を傾けておられた。以来、この大師像は「萬日大師」と名付けられ衆生の最も身近にいて、満願を 叶えてくれる霊像として崇められているということです。

手には金剛杵を握り、グリっと手の内側を外に向けている。
悪霊めら、来るなら来てみーとヤーさんのように、ドスを見せつける。
法衣の彫りは浅く、全体の重量感がすごい。首が太く、中身がギッシリつまっている感じ。
顔は童子のようでうっすら笑っているようにも見える。優しさとともに、強い霊力を感じます。たぶん霊感強い人が拝んだらすごいパワーに近寄れないじゃないかな。僕はないけど。

そういえば数年前に同じく、ここサントリー美術館で開催された三井寺展でも円珍さんのパワーはすごかった。おでこからバワワワーッって感じです。

尊像の横には書がある。
空海直筆の聾瞽指帰(ろうこしいき)、国宝です。
内容は儒、道、仏三教について論じ、仏教がいかに素晴らしいか説いているものらしい。
意味は分からないが、1文字1文字が力強く、生き生きとしている。こんなふうに書が書けたらとてもかっこいいな。習字七級の俺、通信教育でも受けようかと感得します。

他にも宝具である金剛杵の陳列や、唐に渡った際に、一緒に船で渡った貴族のお偉いさんが入国を拒否られ、空海が書を書いて、許可された蒔絵など、興味深い、まさに名宝の数々。

第二室に入ると、細々とした諸像や曼荼羅が並ぶ。
ダイナミックで優美な執金剛神立像(重文)は、近年の調査で快慶の作であることが有力視されているそうだけど、あまりにも奇抜な造形のため、「えー、快慶さんは、こんなはっちゃけたデザインしないよー」と反論している学者がいるとか、いないとか。


中盤のメインは四天王像(これも重文)。
これらも快慶作です。広目天の立ち姿は、まじ、ちょーかっこいいです。
ただ、展示が暗い。位置が低い。影になった細部が見難い。
高野山受けた衝撃がこの展示では感じ得なかった。

第三室、円形の空間に八大童子が並びます。
八体のうち、指徳童子と阿耨達童子を除く六体が運慶の作とされている。
カバーにもなっている五髻の制多伽童子は、矜羯羅童子とともに不動明王の眷属としてよく表現されるけど、他のメンバーはあまり知られていない。ともに不動明王(大日如来)の霊力(絶対の知恵である四智と金剛界大日如来の周りを取り囲む四波羅蜜(しはらみつ)菩薩の役割、あ4つの教えと4つの行い)を示すようだけど、本作の作例は見たことがないです。

初めて書籍で彼らを見た印象は「アニメ」でした。
そして、実物と対面した印象は「リアル少年」でした。

運慶お得意の玉眼の効果はもちろん、瑞瑞しい肌のハリ、今にも声を出しそうな引き締まった口もと。「おっさん、何見てんだよー」とかね。

やっぱ女人禁制の大本山では、こんな美少年の像にニーズがあったんでしょうかね?誰が、どのような想いで、この8体の尊像を発願したのでしょうか?気になります。

限定ポストカード:180円

左から、指徳童子、恵光童子、矜羯羅童子、制多伽童子、烏倶婆我童子、清浄比丘童子、恵喜童子、阿耨達童子



Share |
| 仏を知る | 19:51 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
日本国宝展 トーハク2014秋

なんかですね、書店にいくと和モダン系雑誌がやたらと国宝ブームといっているわけです。
1990年と2000年に続く、第三回目。過去で120万に動員したぞーとホームページでいばっているわけです。

パンフをみると、今回のアイコンは、京都三千院の来迎菩薩と奈良安倍文殊院の善財童子。うーん微妙。国宝展を名打って出るのであれば、会員ナンバー一番の広隆寺弥勒菩薩あたりを召喚しないと目標動員数を集客出来ないんじゃないかと、好き勝手なことを思いめぐらして会場へ。

朝9:30。開館時間ちょうどに到着。そこそこの列。
10分程度、入場までかかりました。


混雑を避け、土産やをざざっとチェックし、第二会場へ入り、書物ゾーンや掛軸ゾーンを足早にやり過ごして、最終展示室を目指す。

ゾーンは、祈り・信じる力をテーマに区分けされている。
この無理矢理感もちょっとつらい。

空き空き状態で、第三コーナーを曲がると、展示室中央にドドーンと元興寺五重小塔がそびえ立っています。小塔とはいえ、高さは5メートルを越え、細部まで本格的な造りによって建築物として国宝認定されています。実際のサイズの10分1雛形であったみたいです。

で、メインゲスト「勢至菩薩坐像と観音菩薩坐像」の来迎ペア。
ホームでは、阿弥陀三尊像の両脇侍像となり、浄土に召される高貴な方々をお迎えにくる姿で祀られる。本展示において、本尊はお留守番。タペストリーに印刷され掲げられる。


間近でみるとかなりの迫力です。あー、もう迎えにきちゃったのねーと、極楽への楽しい旅立ちを思い描くと、嬉しくもあり、寂しくもある。人間の空想力には全く感心です。

レリゴーじゃなく、ライゴーで、僕も往生したいと思います。(なんのこっちゃ)


Share |
| 仏を知る | 22:47 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
漫画家による仏の世界展@増上寺

会期終了ギリギリの「漫画家による仏の世界展」に行ってきました。

場所は、芝の増上寺。
ちょっと昭和世代な日本の漫画家50名が、独自のタッチで「仏」を描く、かなりオモロー!なイベント。

よくよく考えれば、仏像の多くは立体ではなく仏画だし
描くことを生業にしている漫”画家”が仏画を描けば素晴らしいに違いない。




暗天の中、大門から増上寺へ向かいます。
平日なので、人はいない。
本堂地下のスペースが会場。800円のお布施を払って中へ。
両壁にズラーっと漫画家さんの仏画が並べられている。
毘沙門天と観音様が人気かな。

参加した漫画家の方々は↓

赤塚不二夫 . いがらしゆみこ . 池上遼一 . 石川サブロウ . 板橋しゅうほう . 植田まさし. うえやま とち . ウノ・カマキリ . 浦沢直樹 . 江口寿史 . 桜多吾作 . 大石容子 . 荻野真 . 一峰大二 . 香取正樹 . 木村直巳 . クミタ・リュウ . 小島功 . さいとう・たかを . 佐伯かよの . 里中満智子 . 志賀公江 . ジョージ秋山 . 菅ナオコ . ちばてつや . 土山しげる . 手塚治虫 . てふてふ . 寺沢武一 . 中山星香 . 永野のりこ . 西田淑子 . 西村 宗 . 新田たつお . 花村えい子 . 林家木久扇 . バロン吉元 . 臂 美恵 . ビッグ錠 . 藤井龍二 . 牧美也子 . 牧野圭一 . 三浦みつる . 南久美子 . 宮島幸次 . 本宮ひろ志 . 森田拳次 . 矢野 功 . 矢野 徳 . 山田ゴロ . 山根青鬼 . 六田登 . 渡辺みちお 他(敬称略・五十音順)


知らない作家さんのほうが多いけど、どの作品も良い!
やっぱり漫画家はスゴイなー。と、あほな感動に浸る。

黄桜のグラマラスな河童がエロな弁財天になったり、ゴルゴ13は四天王になったり、レレレの千手観音がいたり、それはそれは夢のある、楽しい世界です。
企画が動き始めたのが震災後ということもあってか、皆さんの復興祈願を込めた静かな、熱い願いというものが滲み出ている作品が多々。

で、小生としては、The・かぼちゃワイン(三浦 みつる作)のエル菩薩がとってもグッときちゃったわけであります。
小学生当時、エロに若干目覚めつつも、まだ母ちゃんのおっぱいが恋しい年頃、エルの母性は、たまらなかったわけであります。

そのエル菩薩の膝には、小僧が・・・もしやこいつ、青葉春助。
春助の野郎は当時から気に食わなかった。
エルに大好き大好きと言われつつ、そっけなくあしらうそぶり。(ホントは自分も好きなくせに・・)
あーこいつは気に食わない。今でも気に食わない。

だからレディー阿修羅&コブラのポストカードを買いました。

Share |
| 仏を知る | 22:25 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
2014GW 春の見仏 その5 /金峯山寺、如意輪時、興福寺北円堂

後輩君は長谷に行くという。
長谷寺では、GWの特別拝観実施中で、内陣に入り、長谷観音とボディタッチで結縁できるイベントが実施中です。
うーん、ここはひとつ僕も結縁しておきたいと考えたが、是非お会いしたい尊像がいます。
金峯寺金剛蔵王大権現だ。

奈良駅で手にしたパンフによれば表向きは世界遺産登録10周年、実質は、仁王門修復の勧進のための特別開扉です。(最近ちょくちょく開扉しているみたいだけどね)


何はともあれ、これは大チャンスだ。
遷都1300年で見逃した、青いモンスター(もちろん怒りと慈悲の神様)を感得したい!したいぞ!せねばなるまい!ということで近鉄奈良から吉野へ向かいます。

西大寺、橿原神宮で乗り継ぎ、約1時間半、山岳信仰のメッカへ到着。

終着駅。そこからロープウェー(360円)には乗らずに、横道を登って自走する。



GW連休の初日ともあって、人出も多い。というか、人気の観光地なんだな。
参道にはずらっとお土産屋さんや食事どころ、宿がならぶ。
ニコニコ笑顔のおばさんが”葛きりだべていってー”とこちらを呼び止める。
なんとも誘われたい感じ。
でも、まだお参りしてないよ。

で、その仁王門は工事のシートで覆われていました。
ただし仁王さんの顔は拝めるようにケアしてある。
風化が激しく、全体が白い。古様なイカツイ風情。




参道の終点が階段となっていて、上った右手に本堂がドーンを現れる。
国宝蔵王堂。

でっかい。
パンフには、東大寺の大仏殿に次ぐ日本で2番目の大きさと威張っている。
まあデカい。
入り口で写真を撮っていたらおばさんに「あーっ」とかわいく睨まれた。
本尊を撮るつもりじゃなかったのです。すいません。
目をこらすと、凝らさなくとも、奥の須弥壇、倉庫のように巨大な厨子の中にみっちり納まった3体のお姿。



ウワサ以上の強烈です。

長谷の観音様のパワーもすごいが、こっちはモンスター×3体である。
ドラクエでいうと1から2になったくらい凄いです。
靴を脱ぎ、靴袋(お持ち帰り可)に入れて、パンフとお札をいただく。
拝観料は1000円だが、何故か参道のめし屋で900円で売っていたのでそれを利用。

興奮冷めぬまま。順路に従って内陣へ入ります。
入り口左右に置かれた持国天・増長天のカッコいい。
ななめ下から見上げる雰囲気は、室生寺の十二神将に似ている。

「参拝をご希望ですか?」
すかさず「YES!」と答え、本尊最寄の個室をあてがわれる。
障子の衝立でビデオ個室鑑賞のようなお祈りスペースが追加料金一切なしで用意されています。
靴袋といい、お札といい、どんだけ拝観者想いのお寺さんであるのか。
横ではゴマ祈祷が行われているため、BGMも万全です。

厨子の枠が邪魔で3体を拝むことはできないが、7メートルを超える真ん中の中尊を拝む。


蔵王権現の姿を仰ぎ、ドンドンドンと祈祷のビートに身をゆだねると尊像の巨大なパワーがこちらに乗り移り、体の奥からジンジンしてくる。

この蔵王権現の解説が面白い。

権現とは仮の姿、よく悪の権現とか言われるけど。日本独自の仏(姿)であり、その異形も日本であみ出されたもの。
7世紀後半に奈良の葛城山に住む山岳修行者の役小角(えんのおづぬ・役行者とも)が大峯山の山上ヶ岳で感得したという。
小角はその地で千日の修行をした際に、衆生を救う仏の出現を祈った。
最初に現れたのは釈迦如来。しかし小角は、その姿では乱れた今の世の猛々しい人々に響かない、と訴える。
次に現れたのは千手観音。観音はさまざまな姿に身を変えて救ってくださるが、小角はやはり乱世にふさわしくない、と言う。
次に現れた弥勒菩薩にさえ、首をたてに振らなかった。
どうか、世に満ちた悪を打ち払うような強い仏を!!!
そう望んだとき、地が揺れ、雷鳴が轟き、岩を割って現れたのが蔵王権現だった・・・・

とのこと。(以上、JR東海スペシャルサイトからコピペ)

ここの蔵王権現の大迫力にはハリウッドもびっくりなわけであるが、
それ以上にすごいのが役小角。仏さまに向かって”出直してこい”とあれこれ注文するすごい人です。

もう一軒(寺)かねてから拝観したかった如意輪寺へ。
山をさらに奥にすすむこと30分ほど、金峯寺と谷をひとつ挟んだ山腹にあります。
本尊は名の通りであるが、残念ながら開扉は桜の時期だけ。
お目当ては、ここの宝物館、運慶の高弟である源慶作の蔵王権現です。



つい先ほどに巨大なモンスターを拝んできたばかりで、こちらの尊像は80cmほど。
いかにもコジンマリした御姿だが、水晶の三眼がギラつき、表情は童子様で、とても強い生命力がギンギンみなぎっています。


全身には精巧な切金模様が入り、幾多にも重なり燃える火焔光背のデザインもすばらしい。
トラのパンツもよく似合っているなぁ。
なんと源慶は、興福寺北円堂本尊の弥勒如来像も運慶の指導の元で静慶と製作したと伝わる。

奈良に戻ったのが16時半。その北円堂に立ち寄ります。
無著・世親の兄貴に別れの挨拶をして、2014年春の奈良の見仏は終了です。


Share |
| 奈良・京都を見仏する | 22:58 | comments(1) | trackbacks(0) | pookmark |
| 1/35PAGES | >>